シロクマクリーム

33歳の子育てとごはんと日常生活

デメルの生ケーキでチョコレート充

毎日何かしら甘いものを食べてしまいます…。本日のおやつはデメルのケーキです。焼き菓子なんかは引き出物で食べたことがあるのですが、生ケーキは初めてです。楽しみ!ケーキの入った箱、双頭の鷲!箔押しに弱いです。

f:id:nutschang:20180108164345j:image

今回はキルシュタルトとプラリネエクレアです。このどっしりとした佇まいといいチョコレートの濃い色合いといい…デメルって感じがします。

f:id:nutschang:20180108164400j:image

まずはエクレアから。断面が気になったのでナイフを使ってみましたが、クリームが流れ出すこともシューがぐしゃっと潰れることもなく綺麗に切れました。

そのまま一口サイズにナイフで切って、頂きまーす。

断面の感じを裏切らない、しっかりとしたシュー生地に、ガツンとチョコレートの味。そしてチョコの味に負けない存在感のプラリネクリームとペースト!プラリネやジャンドゥーヤ系の味が好きな人にはたまらない味だと思います。見た目の佇まいそのまんまな味です。美味しい~! f:id:nutschang:20180108164413j:image

一番上のチョコレートコーティングが、まず分厚いんですよね。ヘタしたらそのチョコレートが全ての味に勝ってしまいそうなものなのですが、全ての要素が強いんです。シュー生地もザックリ噛みごたえがあってほろ苦い。中のクリームは、生クリームにプラリネを混ぜたクリームと、プラリネのペーストの二層になっているのですが、きっちり味の違いが分かる。ちなみに一番下にチョコレートが敷かれています。

一口食べると、プラリネの風味と甘さがぶわっと広がり、続いてチョコレートのビターな甘さが続きますよ~そして食感がしっかりしたシュー生地。

サイズはこぶりなのですが、とても食べ応えがあります。

f:id:nutschang:20180108164431j:image

お次はキルシュタルトです。こちらも美しい佇まいをしていたのですが、容赦なくナイフを入れてみました。サクランボのタルト!まさにウィーンだわーシュヴァルツヴェルダーキルシュトルテだわーと若干テンションが上がります。

 

構造としては上からチョコレート、生クリーム、外周に2種類のサクランボ煮、中にクラッシュしたチョコレートの混ざったクリーム、土台がタルト生地になっています。タルト生地の上にもチョコレートがコーティングされています。例に漏れずこれもけっこう厚めにチョコがかかっているので、若干フォークで食べるのに力が入ります。

上層がたっぷり盛られていてかつ柔らかく、土台が固めなので、結構食べるのが大変かもしれません。

とはいえ、チョコレートとサクランボの相性って良いんですね~。全部いっしょに食べると、サクランボのジューシーさが意外にもさっぱりしていて、見た目の重さに反してぺろっと食べられます。色と大きさの違う2種のサクランボ、上の赤い方が酸味が強く、下の黒い方がまろやかな甘味です。こういうところで味の変化をつけているのも面白いなあ。

中のクリームも絶品です。ここ、普通にチョコレートクリームにしそうなところを、生クリームにクラッシュしたチョコを混ぜ込んでいるので、ミルキーさが引き立つのです。バター感たっぷりのタルト生地とまた合うんだ。

 

さらに嬉しいのが、この見た目だと絶対洋酒使ってるだろうなと思うのに、使ってないみたいなんです。授乳中でアルコール禁止の身には地味に嬉しい。昨今のチョコレートケーキ、容赦なく洋酒が使われているんですよね。いや妊娠前だったら絶対喜んでいたのだろうと思うのですが。

 

初めてのデメルの生ケーキ、デメルらしさが満点でとても美味しかったです。どっしりとした古典的な美味しさ。しかし看板商品のザッハトルテを食べていないので、また機会があったらチャレンジしてみたいものです。ごちそうさまでした。